ヨーロッパはほぼドイツとフランスしか来たことがないが、少なくともこの2カ国では粉末スープがスーパーに充実している。日本だとたぶんスーパーの棚一区画かろうじて分け与えられている程度だが、その区画プラスカレー、スパゲッティのレトルト、味噌汁コーナー辺りまで全部スープになっていると考えてもらうとわかりやすいと思う。粉末スープからパウチに入ったものまで本当にたくさんある。日本だとクノールとポッカの双頭であるが、意外なことにほとんどクノールである。まぁクノールはうまい。仕方がない。
という風に僕はすごくびっくりするんだけれども、考えて見れば外国人ももしかすると味噌汁コーナー当たりに行くとびっくりするのかもしれない。あるいは醤油、酒、みりんコーナーとか、同じようなものばかりなのになんでこんなにたくさんあるんだ、と思われてもしかたがないだろう。全部味噌じゃん!みたいな。
スーパーはお国柄が表れる。見に行くのはいつも楽しい。
ちなみに他に充実し知恵るのはオリーブのオイル漬け、ピクルス、チーズ、ハム類(ハム類は日本も割と充実しているが)、ワイン、パスタ、デザートである。特にワインのラインナップときたら店の中で一番場所を取っている。野菜売り場より広い場合もある。それでいったいどのくらいワイン飲むのかと思っていると、案外みんなガンガン買っていく。二本とか三本とか平気でかごの中に入れる。三本入れといて、やっぱり足りないとばかりにもう二本追加したりする。それは水なのか。水みたいなものなのか。何日かけて飲むのか。
日本の場合、このワインに相当するものは一体なんなのだろうと考えたが、思い浮かばなかった。魚、だろうか…?