新ビルの建設前、2007年ごろはこの辺りを自転車で走っていたはずなのだが、郵便局が開いていたという記憶がさっぱりない。土日にしか出歩いていなかったからかもしれない。
前身である「四日市郵便役所」は、1871年(明治4年)の日本の近代郵便制度発足時に、大阪、西京(京都)と共に設けられた日本最初の郵便役所のひとつである。また、大阪中央郵便局とともに日本初の中央郵便局でもある。(四日市郵便役所の跡地には現在は日本橋郵便局がある)
しかし沿革をみると明治・大正と二度も消失している。しかもすぐ隣りの東京駅舎は戦火で灼けたにもかかわらずこの時は生き残っている(関東大震災の時はその前年に焼けたので機能移転していた模様)。うーん…変な建物だ。しかし確かに明治・大正っぽさはない、機能面を重視したような造りである、と思う。明治・大正というともっと洋館洋館しているイメージがある。
昭和8年に今の建物ができた時の写真
昭和8年といえば8年型パールが発売された年である。この時にはもうロールフィルムを使用するのが一般的になってたから、きっとたくさん写真をとった人がいたんだろうなあ。たぶんこの時に生きていたら見にいっていたと思う。そして同じ時計を記憶しただろうと思う。